さあ、いよいよメインイベントです。
クラッチ交換のための分解作業をしている過程で、復路でもっとも困難なのはこのミッションを戻す作業だろうと想像していました。理由としては・・・
・ミッションジャッキなんてたいそうなものはない。
・唯一のジャッキはセルのブラケットがボディに干渉しないようにエンジンを傾けるのに使う。
・ミッションをエンジンから切り離す時に感じたが、接合は位置調整がシビア。
などなど・・・。
まあ、しかしここで諦めるわけには行かない。作業に取り掛かりました。

まずはベルハウジングの中のベアリングを交換します。上が古いの、下が新しいものです。
ベアリングにはグリースを塗り付ける必要があります。どんなグリースを使えばいいのかわからなかったため、段付きさんや主治医に相談してみたところ・・・。
・モリブデン系のグリスならOK(談付きさん情報)
・ただしモリブデングリスは遠心力で飛び散りやすい。
・できればワコーズのスレッドコンパウンドがベスト!(主治医談)
まあ、ワコーズのスレッドコンパウンドなんてそうそう手に入りそうにないので、段付きさんの情報を元に南海部品に行ってみました。モリブデン系のグリスは普通に売ってましたが、やはりワコーズのスレッドコンパウンドはありません。
店員にダメもとで聞いてみたら・・・
「メーカーは違いますが、これもスレッドコンパウンドですよ」
と親切に教えてくれました。

で、購入した写真の製品を新しいベアリングの矢印部分に塗りました。(レリーズフォークが当る面2箇所と中心孔のグリス溝)
そしてついにミッションを上げる時が・・・。
さあ、ミッションジャッキもフロアジャッキもない私がどうやって上げるのか!?
必殺!腹ジャッキです(笑)
コレばっかりはDEBUの特権ですな(笑)
しかし作業は困難を擁しました。シャフトのセンターが合わないのか中々奥までシャフトが入ってくれません。腹ジャッキとは言え、ベンチプレスやブリッジをずっとしてるような作業ですので、肩の筋肉がパンパンになってきます。
寝転んだまま休憩したりして格闘すること1時間・・・。
やっとミッションとエンジンが結合できました^^

ほーらピッタリ合ってます♪とりあえず下から締めれる結合ナット4つを止めて、後は回りのパーツを戻していきます。

フライホイールのカバーを締めて・・・

レリーズを戻しました。
ミッション結合作業で振動を与えていたので、レリーズベアリングとフォークの当り位置がズレていたみたいなんですが、運転席でクラッチを何回か踏み込むとカチン!と嵌ってくれました^^

続いてマウント類を固定して、、、

タコのワイヤーケーブルを止めなおします。

これでミッション結合に関する下回りの作業は完成です!
いやぁ〜、すごい充足感(笑)
でもすごい筋肉痛ですわ(^^;