霧島でお気に入りの焼酎「霧島連山」を入手した我々は、本命の車を手にすべくさらに南下した。
20分ほど車で揺られた先にその車屋はあった。
向こうも待ち構えていたらしく、店先にアクセラを停めると笑顔でお出迎え。
社長の姿のその奥に、その車はいた!

トライアンフ・スピットファイアIV
英国の労働階級向けのライトウエイトスポーツです。
こいつは左ハンドルの仕様ですが・・・。
1kmほど試走させてもらったが、3速がギア抜けするくらいで機関は問題なさそう。外装も保管が良かったのかキレイなものだ。
幌はボロボロ。メーターパネルはお手製のようで我々の好みではない。
これなら幌さえ割り切れば最低限のリフレッシュで楽しめそうだ。
髭の人に連絡し、状況を話す。「この車両で行こう!」という事になり、契約と相成った。

幌にガムテープを貼り、とりあえず本日のレインドライブを乗り切れるように応急処置。
100m先のガソリンスタンドで給油しようとしたら段差を乗り越えるときにタイヤを擦る音がした。
ボンネットを開けるとフェンダーが曲がって干渉している。あわててプラスチックハンマーで叩き込む。
鹿児島空港あたりから高速に乗り、一路宮崎を目指す。
3速がギア抜けして走りにくい。乗ってて感じ出したのがエンジンかミッションかわからないが、マウントが弱っている。そのためボックスが揺れてギア抜けしてるような感じだ。これならミッションOHしなくても済むか!?
スピードメーターは100kmを越えない。
キャブのセッティングは必要のようだ。
右リアからタイヤの回転にあわせた異音が。ハブのチェックも必要だろう。
それでも何とか走っている。
アタリだ。
などと思っていると・・・ゴール地点の宮崎料金所で減速したときに激しいノッキングが。
なんとかお金を払い、ゲートをくぐって左に寄せる。アイドリングでもかなり異音がしている。

ボンネットを開けると、ロッカーカバーを止めるトップのナットからオイルが漏れている。
サポートカーアクセラにオイルを買ってきてもらって継ぎ足し、多少マシにはなったが、異音は消えない。
それでもフェリーの時間は迫ってくるので腹をくくってフェリー乗り場まで乗り切ることにした。
たった5kmが遠い・・・。
命からがらフェリーに乗り込み、夕食を取った。
ビールを放り込み、太平洋の波に揺られ少し酒と波に酔いながら九州を後にした。
宮崎の船内では我々の乗船をあの人が笑顔で迎えてくれた。

というわけで九州編は完結です。
次回からは虎の子レストア編の開始!?
クイズの答えは前述のとおり「トライアンフスピットファイア」でした。
応募総数は
10通 !!
みんな遠慮せずにもっと応募すれば良いのに・・・。
多かった答えは、
・スーパー7
・MG−B
・FIAT124スパイダー
あたりでしょうか。
あのヒントなら私でもMG−Bと回答していただろうから、ちょっと引っ掛けぽかったのかな?
正解者はたったの1名!
MUROさん です!
プレゼント贈りますので住所をまたご連絡ください〜^^